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メルカリでも制服の出品が禁止に!知っておきたい制服売買の知識

メルカリで「学校の制服」は出品禁止対象に

有名女子校など学校の制服が大量に出品されている事で話題になったメルカリですが、2018年、とうとう学校の制服が出品禁止対象になりました。そもそも有名女子校他、学校の(新品)制服の多くは学校指定の仕立屋さんで購入するもの。
在校生及び、新入生のみが購入する事ができるということからメルカリに出品された制服の始まりは、在校生や卒業生から出品されたものだと予測ができます。

メルカリの利用方法などが記載されているメルカリガイドの「禁止されている出品物」で制服の扱いがどのようになっているのか記載を確認してみたところ、「下着類、スクール水着、体操着、学生服類などで使用済みのもの」という項目があり、青少年保護・育成および衛生上の観点から出品を禁止する旨が記載されています。メルカリでは使用済みの制服の出品を禁止しているのであって、新品未使用の制服は除外されていますね。

使用済の制服の出品が禁止となった今でも、メルカリ内で制服が出品されている事が確認できました。「出品できるんだ!」と思うユーザーがいるとは思いますが、恐らく出品禁止となったメルカリ内で今、制服を出品しても、すぐにメルカリ事務局から削除される事でしょう。

使用済の制服であっても「クリーニング済の制服なのでメルカリで出品できる!」と思われている方も中にはいらっしゃると思いますが、クリーニングしていたとしても制服の出品は禁止となります。
気軽にスマホから出品ができるフリマアプリの代名詞「メルカリ」が制服の出品を禁止した事でその他のオークションサイトやフリマサービスも制服の売買禁止に追従する流れになりそうです。

オークションサイトやフリマアプリで「制服」出品禁止の主なサイト

メルカリで制服の出品禁止という事は既にご存知かと思いますが、その他のオークションサイトやフリマアプリなどでは今、制服の出品が可能かどうかメルカリと比較するかたちで調べてみました。

メルカリ

スマホから簡単に売買が楽しめるフリマアプリ。
使用済の制服が出品禁止、クリーニング済でも不可と言及あり

ヤフオク!

ヤフオク!は日本NO.1の利用者数と常時約5000万点以上の商品数を掲げるオークションサイト。
使用済の制服が出品禁止、クリーニング済については言及なし

ラクマ

楽天が運営するフリマアプリラクマ。手数料無料。匿名配送があるメルカリに対し、ラクマは無し。
使用済の制服が出品禁止、クリーニング済でも不可と言及あり

このように大手3サイトの制服の出品について比較しましたが、3サイト共に「使用済の制服について出品禁止」となっています。

メルカリで出品の多かった学校の制服

現在は出品禁止となった制服ですが、規制前に出品の多かった学校として「白百合学園」や「品川女子学院」「フェリス女学院」などの中高一貫の有名女子校といえる学校がありました。上記のようにメルカリで大量出品されていた制服の多くが女子校の制服ですが、
共学の高校からも一部出品が確認できました。その学校は誰もが耳にした事のある超有名校の制服でした。

このようにメルカリでは有名女子校の制服や人気の高校の制服の出品が多かった事がわかります。フリマアプリという特性を活かして高額な値付けが可能だったこともありメルカリ上での制服販売価格がセットで20万円を超える、なんて事例も確認できました。

なぜメルカリに制服の出品が多かったのか

気軽にスマホで出品できるメルカリですが、なぜ制服の出品が多かったのかを考えていきます。

まず圧倒的なダウンロード数を誇るメルカリのユーザー層ですが10代~20代の若い世代のユーザーが多く利用しているようです。メルカリの特長としてカンタンにすぐ売れる、そして「メルカリ便」と呼ばれる配送方法の値段が安いなどがあげられます。匿名配送ができる点もメルカリへ制服の出品を気軽にする要因のひとつになるのではないでしょうか。このような要因から若い世代が気軽に制服を出品する場としてメルカリを選んだと考えられますね。

また、一般的に18歳未満が古物商に制服を売る場合、親の同意を確認する義務がありますが、メルカリでは出品者が未成年であっても「メルカリ側から連絡をする場合がある」という記載があるだけで、義務ではないと解釈できます。このあたりもメルカリに気軽に制服を出品する事になった一因ではないでしょうか。

大量の出品数を誇るメルカリですが、大量に偽物のブランド品などを販売していたり、度重なる値下げ交渉など、トラブルの報告が多い側面もあります。

制服を出品する側のコメントとして「これは正規品です」などと本物であることをアピールした出品が確認でき、これでは仮に制服を出品したとしても値下げ対応や正規品かどうかのコメント対応に疲弊したことでしょう。

制服以外の指定リボンのみという出品も

メルカリで出品されていた学校指定アイテムは制服の他、制服のスカートだけ、ブレザーだけといったものから学校指定のリボンだけといったものまで多岐に渡っていました。どのような人が落札するのでしょうか?

制服というのは購入時に数十万円といった高額なものが多く、新品に拘らない人は中古で制服が揃えられると非常に助かりますね。
その通りに在校生に買ってもらえれば問題がなく安心なのですが、ブルセラショップを含むアダルトショップなどの業者や性的嗜好者が落札していたとしたら気持の良いものではありませんね。
実際に、どのような落札希望者がいるのか、現在も出品されている高校の制服のコメントを確認してみると、
「デザインの勉強の見本に使いたい」「他のアイテムも色々と欲しいのですが」など明らかに在校生の購入ではない事がわかります。

また、メルカリでは、このような制服を出品する若い出品者に向けた男性からのセクハラコメントも問題となりました。匿名性の高いメルカリではこのようなトラブルの報告が多くあげられています。

さて、在校生とは思えない落札者の場合は落札後の利用目的が不安になりますね。
メルカリをはじめヤフオク!やラクマもそうですが、制服の出品が禁止となった背景としてはアダルト利用目的になってしまう可能性を懸念しての措置のようです。また、落札した制服を利用した「なりすまし」の懸念も出て来ます。出品した事で犯罪に繋がる可能性も無くはないことから、もし制服を売りたいと思っている人は信頼できる制服買取店に売るというほうが安全ですね。

まだまだメルカリユーザーに浸透していない制服売買の禁止

学校の制服が出品禁止対象となったメルカリですが、中心ユーザーである10代~20代の若い世代にはまだまだ浸透していないようです。禁止対象となった後も出品の質問などができる「メルカリボックス」では「制服は売れますか?」などといった質問が後を絶ちません。出品すれば何でも売れる、と、呼び声高いメルカリだからこそリテラシーの低いユーザーが集まってしまうのかもしれません。
もし今メルカリで制服を出品すると事務局からペナルティを受ける可能性があるので十分注意をする必要があります。
安心・安全にサービスを利用するためにはメルカリガイドの「ルールとマナー」を理解して出品するアイテムを選ぶ必要がありそうです。

知っておきたい制服買取店で売る際の知識

卒業した母校の制服など既に使わなくなった制服を少しでもお金に換えようと思っていた方、メルカリで制服が売れなくなった今、制服買取店を利用してみてはいかがでしょうか。有名女子校の制服が高額で取引されていたメルカリを利用していた方としては、制服買取店の相場が気になりますね。それでは、制服買取店に制服を売る際の買取金額相場や知識などをご紹介します。

制服買取店の買取相場と査定額をアップするポイント

制服買取店の買取相場として、まずはじめに知っておいていただきたい点は「制服により買取相場が違う」という点です。一般的な新品の制服買取価格としては購入時の価格の「10~20%程度」の価格が妥当な価格です。その価格を基準に、更に査定額がアップしやすい制服の条件として、「有名私立校の学生服」や「伝統校」「所謂、お嬢様学校といわれる有名女子校」などの制服だと、
査定額が高くなります。また、この条件が複数重なると買取価格が20万円を超えるような高額査定になるレアなケースもあります。このような条件は、女子制服買取特有の査定基準といえるでしょう。
また、制服の査定額をアップさせる上記以外のポイントとして、「制服の付属品も一緒に査定に出す」というポイントがあります。付属品というのは学校指定のリボンやバッグ、シューズはもちろん、体操服や部活オリジナルのジャージなど、制服以外で着用する学校指定のアイテムです。制服買取店で査定額をアップするには付属品を一緒に売る事がポイントとなります。

制服買取店で買取可能なのは学生服だけじゃない

制服というのは、なにも、学生服だけではありません。企業に勤める事務の制服やキャビンアテンダント、ファーストフードの制服など、働く上で毎日着る制服もありますね。制服買取店ではこのような職業制服も買取している場合があります。

職業制服というのは、あまり中古市場に出回る事がない制服です。その理由は多くの企業が業者とリース契約をしているためですが、
あまり出回らないからこそレアな高額査定となる場合があります。特に「有名企業」であるとか「キャビンアテンダント」「看護師」の制服、またキャンペーンガールとして着用したユニフォームなどは驚きの査定額が付くケースも。

上であげたようなわかりやすい職業制服でなくても、一般の事務の制服においては、同じ職種のOLさんが中古の状態の良い制服を探しているケースも多くみられるので、使わなくなった職業制服をお持ちなら企業の制服買取可能な制服買取店に査定に出してみるといいですね。

高額査定の制服4つの特長

制服買取店で特に高額査定になりやすい制服の特長を4つご紹介します。

有名私立女子高の制服

多くの制服買取店で買取に力を入れている「有名私立女子高」の制服は高額査定になりやすい制服です。
また「伝統校である」事や、有名デザイナーが手掛けた制服であるなど、いくつも条件が重なる事で、
より高額査定になりやすいといえます。

付属品と一緒に、セットで売る制服

制服と一緒にバッグや学校の校章入りのソックス、または部活動で使用していた学校指定の練習着など一緒に売ると制服の査定額が高くなる傾向にあります。更に、制服により冬用の制服と夏用の制服で査定額が変わる場合もあるので、夏物制服だけ売るといった売り方よりは両方揃えて売った方が高額査定になりやすいという特長があります。

職業制服

中古市場にあまり出回る事のない職業制服。中でも有名企業、大企業の社名入りの制服や看護師、キャビンアテンダント、人気のファーストフードの制服は高額査定が期待できます。職業制服は、一般的な需要に加え、コスプレ需要も後押しし、人気の制服となります。
但し、上述した通り、企業の制服というのはリース品が多く、退職時に返却しなければならない企業が多い中で、無断で制服を売り捌く行為は当品販売になりかねません。お持ちの制服がリース品ではない事を確認してから売る事をお勧めいたします。

大きいサイズの男子学制服

制服買取店では女子制服専門など、なかなか男子学生服を買取してくれる店舗は少ないのですが、大きいサイズの制服だと話は別です。成長期真っ只中の男子学生が、入学時に購入した制服が小さくなり買い替えをしなければならない、といった場合に新品の制服を購入するより中古制服で探す学生が多く存在します。実際、卒業まであと1年といったタイミングだと、新品は勿体ないと思ってしまいますね。このような男子学生服の需要にLLや3L、4Lなど大きいサイズの中古制服が喜ばれています。また身長180cm以上の男子学生服のサイズは高額査定となりやすいので男子学生服だからとあきらめずに買取してくれる制服買取店に一度査定に出してみましょう。

オークションで中古制服は高額で取引されていた?

フリマアプリ「メルカリ」で使用済み制服の出品禁止は既にご存知だと思いますが、高額で取引されるといわれているヤフオク!などのオークションサイトでも使用済みの制服は出品禁止となります。
大手だけではなく、多くのオークションサイトでも出品禁止の流れとなっていますが、「青少年保護条例」の観点からの措置でしょう。「使用済みの制服」というのは、在校生や新入生たちが利用する健全な購入の一方で、アダルト利用目的での購入の懸念もあります。青少年保護条例は「使用済」制服の売買や「着用済」下着の売買を禁止する条例です。

未成年が使用済の制服や下着を売る場合には保護者の同行や同意が必要となり、その同行・同意無くして買取を行った業者には30万円以下の罰金が課せられるといった条例です。「青少年保護条例」は業者を取り締まる為の条例となり、各オークションサイトでは制服の出品禁止の流れになっています。
また、青少年保護条例の他に「古物商営業」に違反していないかという点でもオークションでの制服売買は難しいでしょう。

「古物商許可証」を持たない未成年が、一度高額で制服の売買が出来たからといって、二度三度と、継続的に販売する事は「古物商営業」に該当するため禁止されています。このような、中古品の知識を持たない未成年が知らない間に法律に違反していたとなりかねないので十分に注意が必要です。

古物商取引と制服売買の関係

免許を持たない人間が継続的に制服を販売すると「古物商営業」に違反するという事は既にご存知かと思いますが、制服も、その「古物」に該当します。古物は制服の他、美術品やゲームソフト、家庭電化製品など多岐に渡りますので継続して何度も売買を繰り返す行為は注意しましょう。
古物商取引には都道府県の公安委員会による「古物商許可」が必要です。古物の売買する市場を主催するための「古物市場主許可」や
オークションサイトを運営するための「古物競りあっせん業の届出」など古物である制服で何をするのかによって必要な許可が若干違うので、詳しく調べる必要がありますね。
また、制服買取店に制服を売る際に、その制服買取店が「古物商許可」を取得していない場合、その業者は信頼できないと判断できます。古物営業法に違反している業者という事になるからです。
このように「古物商取引」は自分で制服を売買する場合にも注意が必要ですが、信頼できる制服買取店を見極めるポイントの一つといえます。

まとめ

ここまで、メルカリをはじめ大手オークションサイトやフリマアプリで制服の出品が禁止になった事から知っておきたい制服売買の知識をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
既に出品禁止となったものの、カンタンに個人で売買できるフリマアプリやオークションサイトでは何かと法律やマナーに気を遣わなければならない事が改めてわかりました。

そしてメルカリに代わる制服売買の方法として制服買取店の利用があります。古物商許可証を取得している信頼のおける買取店に査定依頼をしてみましょう。アダルト目的は100%絶対に無いとは言い切れませんが、制服の買い替えなどの通常目的に利用する在校生の需要がそこにはあります。

また、学生服以外の企業の制服をお持ちの方、買取可能なショップに査定に出してみてはいかがでしょうか。但し盗品にならない制服かどうかの確認を忘れずに。
査定前には、クリーニングに出すなどのマナーを守り、少しでも高額査定になるようにもう一度「高額査定になりやすい制服の特長」を読み返してみましょう。
また、どうしてもアダルト目的で利用される不安が消えないという事であれば、制服は売却せずにいたほうが賢明です。